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カルティエの買取相場は高め?人気モデルや査定ポイントを解説

フランスの老舗高級ジュエラー「Cartier(カルティエ)」。

世界中の王族やセレブリティたちから絶大な人気と支持を誇り、英国のキャサリン妃がロイヤルウェディングでつけていたティアラも話題となりました。

昔も今も、世界中の人々にとって身に着けることがステータスとなっています。

そんな憧れのCartier(カルティエ)は、中古買取業界においても高い需要を維持しており、常に注目度の高いブランドの一つです。

今回は、Cartier(カルティエ)を買取に出そうかとご検討されている方に向けて、「高値がつきやすい人気モデルは?」「査定額を上げるポイントは?」といった疑問にお答えいたします。

 

Cartier(カルティエ)が長く愛される理由

歴史

世界五大ジュエラーにも名を連ねるCartier(カルティエ)は、170年近い歴史を持った老舗ハイジュエラーブランド。

ルイ=フランソワ・カルティエがフランス・パリにメゾン・カルティエをオープンさせたのは1853年のこと。

高い技術力と広い知識の評判はあっという間に広がり、6年後にはフランス皇帝ナポレオン三世の皇后ウジェニーが顧客になります。

英国王エドワード7世の「The jeweller of kings and the king of jewellers~王の宝石商であり、宝石商の王~」という発言が非常に有名ですが、スペイン国王アルフォンソ13世やポルトガル国王カルロス1世、ハリウッド女優からモナコ公国の公妃となったグレース・ケリーなど、王族をはじめとしたセレブリティたち御用達として飛躍的に繁栄し、今に至ります。

探求心が生んだ“世界初”

今でこそ主流とされる物が、「実はCartier(カルティエ)が始めて作った」というのも少なくありません。

例えば、腕時計。

当時の主流は懐中時計でしたが、親交のあった有名な飛行家アルベルト=サントス・デュモンに「操縦中、手を離さずに見れる時計が欲しい」と言われたことから作られました。

今では当たり前になっているプラチナジュエリーも、Cartier(カルティエ)が始めて制作したといわれています。

シンプルで飽きのこない洗練されたデザインの奥にキラリと光る独自の魅力は、そういった探求心・好奇心の賜物かもしれませんね。

崩さない高級志向のスタンス

Cartier(カルティエ)は使用するダイヤモンドにも非常にこだわっています。

米国宝石学会(GIA: Gemological Institute of America)が認定した最高級のダイヤモンドの中から、更に専属の”ダイヤモンドエキスパート”と呼ばれるプロたちが鑑定した、最高級の中でも最上級のダイヤモンドを使用しています。

これは世界的にも有名で、Cartier(カルティエ)のダイヤモンド=信頼の証となっているのです。

Cartier(カルティエ)のジュエリーには金やプラチナといった高価な金属が使用され、ダイヤモンドやルビー、サファイヤなどの宝石も一級品であることから非常に高級で、誰もが手にできるものではありません。

あえて誰もが手にできる価格帯の商品は作らず、ハイブランド志向を持ち続けることで、本物のセレブリティたちの心を掴み、人々から羨望の眼差しを集めているのです。

 

Cartier(カルティエ)を代表する高貴なシリーズたち

Cartier(カルティエ)と言われて、まず思い浮かぶのは何ですか?

古代戦士の貞操帯をモチーフにしたラブシリーズ?

平和への願いを込めて作られたタンクシリーズ?

日本では90年代一世を風靡したトリニティシリーズ?

有名モデルは多数ありますが、定番だからといって高値で取引されている訳ではありません。

最近高額買取があった物の中から、厳選してご紹介します。

ラブ

1969年という比較的近年に発表された「ラブ」シリーズは、定番中の定番と言っても過言ではないかもしれません。

「ビスモチーフ」と呼ばれる均等に並んだネジが目を引くこのシリーズ。

「古代の戦士が遠征時、自身の妻につけた」といわれる貞操帯をヒントに、愛・絆・束縛がテーマとなっています。

特にラブブレスと呼ばれるラブシリーズのブレスレットは、専用のドライバーを使ってネジを回さなければ開かないという遊び心に溢れた商品。

貞操帯は男性が女性を束縛するものでしたが、現在では「愛する者の腕に手錠をかけ、自分だけのものにする」といった意味合いで男女共に人気があり、ペアで着けられる方も多いんだとか。

深い愛情が込められた「ラブ」シリーズは大人気で欲しがる買取店も多く、高値で取引されているようです。

 

ディアマン・レジェ

「ネックレス」と聞いて多くの人が思い浮かべる形が、このディアマン・レジェかもしれません。

フランス語でディアマンは「ダイヤモンド」、レジェは「軽い」を意味します。

非常にシンプルですが高貴で品格のある印象のディアマン・レジェは、着けるシーンを選ばず、どんな服装も引き立ててくれる大人気のシリーズ。

また、チェーンの色や宝石によってイメージががらりと変わるこのシリーズは、様々な組み合わせがあります。

ヨーロッパではダイヤモンドよりもピンクサファイアを好んで選ぶ方も多い、など地域によって人気も様々です。

昨今の買取業界では、ピンクゴールドの商品が人気だそうです。

ピンクゴールドは肌馴染みが良く、肌や顔色を明るく優しい印象に見せてくれる女性の味方。

特にピンクゴールド×ダイヤモンドのディアマン・レジェが人気で、高値で取引されているようです。

 

腕時計の人気シリーズ

宝石商として名を馳せたCartier(カルティエ)ですが、腕時計もかなり有名で、人気の高いコレクションが数多くあります。

例えば、人気シリーズの「バロンブルー」。

バロンとはフランス語で風船を意味し、丸みを帯びたコロンと可愛いフォルムから溢れ出る品格あるデザインが特徴です。

メンズ・レディースがあり、どちらも高値で取引されています。

その他では、先程少しご紹介した世界初の腕時計となった「サントス」。

腕時計としてだけではなく、ジュエリーとしても身に着ける方も多い「パンテール」。

「貴婦人」を意味し、上級者向けのデザインでコレクターに愛されている「ラドーニャ」。

そして、Cartier(カルティエ)といえばこの腕時計を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか……戦車(タンク)でドイツ軍を鎮圧しパリを解放したアメリカ人総司令官の活躍に感銘を受け、平和への願いを込めて製造された「タンク」シリーズ。

中には150万円を超える買取価格がつくこともある腕時計。

傷がついているから、動かないから、などと躊躇せず、一度持ち込んでみてはいかがでしょうか。

 

高額査定に繋がるポイントは?

同じモデルでも素材・サイズによって価格に差が出る

同じモデルでも、ダイヤモンドがついていたり、使われている素材によっても価格は変わってきます。

例えばダイヤモンドのついているモデルですと、上記でも述べた通りCartier(カルティエ)のダイヤモンドは厳しい基準をクリアした一級品であることは確かな為、一気に買取価格が跳ね上がることもあり得ます。

実は、ゴールドの色も査定額に関わってくるといわれています。

先程もご紹介しました通り、昨今はピンクゴールドの人気が高く、同じモデルでも値段に差がつくこともあるそうです。また、ブレスレットや腕時計は、よく売れるサイズの物だと価格が多少アップすることもあります。

箱や保証書・付属品を揃える

貰った時、買った時には売却する未来など考えておらず、箱や保証書などは捨ててしまったという方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、箱や保証書・付属品はあった方が有利です。

今回は売る側の方だとしても、買う側になってみると、同じ商品なのであれば箱や保証書・付属品がある物を選ばれる方も多いと思います。

事実、ジュエリーや時計を中古で購入する場合、ほぼ全てのカスタマーが箱や保証書・付属品の揃っている品物を選ばれるとのことです。

ですが、もし捨ててしまった、無くしてしまったという場合でも店によっては買い取ってくれることもありますので、諦める必要はありません。

ブランド物を貰ったり購入した際は箱や保証書・付属品を取っておくと売却時に有利だ、と覚えておくと後々得することになるでしょう。

できるだけ綺麗な状態にしておく

お売りになる理由は様々でしょうが、できるだけ買った時の状態に戻しておくことも大切です。

拭けば取れるような汚れが取っておき、ジュエリー専用のクロスを持っていれば拭いて磨いておきましょう。

傷がついていないことも査定額アップの重要なポイントですが、例え傷があったとしても、綺麗に磨かれているのといないのとでは印象が大幅に変わります。

鑑定士の方に、丁寧に扱っていた大切な品だということをアピールしてみてはいかがでしょうか。

 

おすすめの買取店は「買取エージェント

同じように綺麗にし、付属品を揃え、人気モデルを持ち込んでも、買取店によって査定額は様々です。

そこでオススメするのが「買取エージェント」です。

買取エージェント」は、多数メディアにも取り上げられた有名店。

高額査定に繋がるポイントとして「箱や保証書・付属品を取っておく」という項目がありましたが、もし紛失された場合でも、「買取エージェント」に相談してみることをオススメいたします。

ベテランの鑑定士たちが細かい部分からしっかりと査定してくれますので、箱や保証書がない商品でも高額買取の実績があります。

ジュエリーや腕時計のみならず、バッグ、財布、ボールペンなどの文房具やライターなど、Cartier(カルティエ)と名のつく製品は全て買取してくれるという太っ腹ぶり。

名前などの刻印入りジュエリー、壊れたり動かなくなった時計、かなり昔に購入した物、片耳だけのピアスやチェーンの切れたネックレスなど「これは無理かな?」と思うものでも、是非一度ご相談されてはいかがでしょうか?

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