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コピー品にご注意!パティックフィリップの偽物を見分けるポイント

世界最高峰を誇るPatek Philippe(パティックフィリップ)。

1度は手にしてみたいと憧れを抱いている方も少なくないのではないでしょうか。

だからと言って、フリマアプリやオークションサイトで容易にPatek Philippe(パティックフィリップ)の腕時計を手に入れようとするのは危険です。

Patek Philippe(パティックフィリップ)に限らず、高額になりがちでマニアもたくさん存在する腕時計というのは、残念なことに偽物も非常に多く流通しているのです。

腕時計は精密機械で見分けがつきにくいもの。

保証書が付いているからといって、絶対に本物とは限りません。

せっかく手に入れたPatek Philippe(パティックフィリップ)の腕時計が偽物だと分かったら、これほどまでにショックなことはありませんよね。

そこで今回はPatek Philippe(パティックフィリップ)の偽物を見分けるポイントをご紹介します。

 

一口に偽物といってもランクはそれぞれ

社会人にとってステータスとされている腕時計。

特に高級腕時計ともなるとデザインやブランド名だけではなく、技術力の高さから実用品としての需要も非常に高いアイテム。

その分、偽物も多く出回っています。

一口に偽物といってもかなりランクの差があり、その質も様々。

素人でも注意してみれば偽物と見分けがつくほどの粗悪なものから、中のムーブメントまで正規品と同じ製造元のものを使用しているN品と言われるスーパーコピー品まで出回っています。

特に最近の偽物品はどんどん精巧になってきているということもあり、プロの鑑定人でもすぐに見分けるのは難しいというものも。

偽物時計において、ランクの違いは以下の通りです。

A品:誰が見ても粗悪さが分かるもの。

金属部分の材質や加工技術の粗悪さが目立つ傾向にあり、すぐに偽物とバレるレベルでとても持ち歩くことはできません。しかし、海外では露店に並んでいることも多く日本にも大量に出回っています。

S品:日本製のムーブメントを使用しているものが多いですが、金属部分の品質が粗悪で本物には到底及ばないレベルです。

こちらもよく見ればすぐに偽物と分かるでしょう。

SS品:時計の本場スイスのムーブメントを使用しているものも多く、クロムなども精巧に動くためすぐに偽物と見分けるのが難しい傾向にあります。

N品:スイスのETAなど高級ムーブメントを使用しているものが多く、一般的には本物との区別が難しいとされています。

しかし文字盤や金属部分などの仕上げが本物と違うことも多く、実際に本物を愛用している人から見ると違いは明らかです。

 

偽物が多く出回っているメーカー

人気のメーカーであれば、そのほとんどに偽物があると言っても過言ではありません。

特に偽物が多いメーカーをご紹介いたします。

Rolex(ロレックス)

世界的に知名度が高く、日本でも定番人気のRolex(ロレックス)は多くの偽物が出回っています。

偽物の場合は時計の随所にあしらわれている王冠のマークが太くつぶれていたり、バランスに違和感があったりするケースが多いです。また、ブレスレットに刻印されている王冠マークが粗悪で凸凹がないという特徴もあるので、本物か偽物かを見極める手がかりにしてみてください。

OMEGA(オメガ)

  

ロレックスと同様、偽物が多く存在するOMEGA(オメガ)。

偽物を見極めるポイントはブランドロゴであるΩマークです。

本物はギリシャ大文字のΩマークが刻印されていますが、偽物の場合手書きやシールであることも稀にあります。

ロゴマークの位置がズレているといったこともありますが、ロゴマークはモデルによってもその位置は多少異なるため、見極める際は同じ製品の正規品と比べるようにしましょう。

Bretiling(ブライトリング)

航空機向けの計器を製造していたこともあり、高度な技術力を有していることが特徴なBretiling(ブライトリング)。

その技術が時計にも採用されていることから類似品の製造はかなり難しいと思われがちですが、世の中には偽物が多く流通しているので注意が必要です。

偽物の場合は時計の裏蓋にあるペラルージュ装飾というデザインがなく、平面であったりムーブメントの粗悪さが歴然であったりという特徴がでやすいので、外見からより内部をチェックすることで本物と偽物を見極めやすい傾向にあるようです。

 

知らないでは済まないかも…偽物転売には気を付けて

人から譲り受けたり、オークションやフリマアプリで本物か偽物かの区別がついていない時計を手に入れたり、ということがあるかもしれません。

そういった腕時計が偽物だとは知らずにオークションなどで売ってしまった場合、責任はどのくらいあるものなのでしょうか?

偽物と知らずに販売を行ってしまうと民法上の不法行為にあたるのですが、誠意ある対応を行った場合は詐欺罪で罪を問われる可能性はかなり低いです。

しかし、訴訟を起こされると不利になることは間違いありません。

そもそもオークションサイトやフリマアプリでは偽物の出品をしてはならないという規約があります。

ブランド品を販売する場合は、その商品が本物であるという確証がないときには売ってはいけないのです。

また、購入者側の詐欺に引っかかるかもしれないというリスクにも注意しておきましょう。

ネットオークションやフリマアプリでよくある手口として、本物・偽物問わず「偽物を買わされた」というクレームで返金を求められることがあります。

その際商品を返送してもらいますが、商品を偽物と交換して返送するというものです。

専門店で購入した正規品であったり本物だという絶対的な確証がある場合は返金に応じる必要もありませんが、偽物か本物かを区別できていない場合かなりの確率で返金対応に応じるかと思います。

その商品がもしも本物であった場合見事なまでの詐欺被害となりますので、やはり事前に本物か偽物かの区別を行っておく必要があります。

物そのものの本当の価値を知っておきましょう。

 

偽物の見分け方を知る

メーカーに限らず、偽物か本物かを見極める手がかりはいくつもあります。

実際に手元に置いて確認してみましょう。

・秒針の違和感

秒針が1秒ごとにカチカチと動いたり止まったりする挙動は、本物の高級腕時計には見られません。

これはムーブメントの違いに原因があります。

しかし、本物に用いられているムーブメントを使用した偽物も多く出回っているため、プロであっても鑑定が難しいとされています。

そうなると偽物の中でも粗悪品であるか否かの判断基準となってしまいますが、秒針の動きに違和感がある場合は偽物で間違いないでしょう。

・文字やロゴ部分のクオリティ

高級ブランド腕時計の場合は高いコストをかけて精巧な告示や刻印をする技術をもっており、偽物時計との違いは歴然です。

スーパーコピーと謳っている商品の場合はかなり精巧に作られていますが、出回っている偽物品の多くは文字やロゴ部分のクオリティが粗悪であり、見極める手がかりになります。

肉眼ではっきりと違いが分からない場合は、ルーペなどを活用すると良いでしょう。

・塗装

こちらもルーペを使用することで違いが分かりやすいのですが、偽物時計は針やインデックスの蛍光塗料の塗り方が粗悪であることが多いです。

高級腕時計ともなると手作業で塗装していることがほとんどなので、ズレや偏りが出ることはありませんが、偽物の場合は塗り方が雑という特徴があります。

カレンダー内部の数字や文字のズレ、塗料のはみ出しなどありえないほどの雑さが目立つことも多いです。

・ガラス面の素材

本物の腕時計はガラス面にもこだわって製造されています。

そのため、強い光を受けた場合でも反射することなくしっかりと文字盤を認識できます。

しかし、偽物時計の場合は光を反射しやすいです。

太陽だけではなく、蛍光灯でも同様の現象が起きるので確認してみてください。

・サイズや重さ

本物と素材が違う場合、サイズや重さに差が出ます。

本物の高級腕時計はずっしりとした一定の重さがあるものですが、偽物は軽くおもちゃのような音が鳴ることも。

プロの鑑定士でなくとも持っただけで違いが分かるほど重さが異なることもあります。

・ギャランティーカード

本物か否かを見極めるうえで重要な指標の1つとなるギャランティカード。

基本的に正規店以外では発行していませんが、そもそもギャランティカードがないというブランドもあり、扱いはブランドによって様々です。

そんなギャランティカードを悪用するケースもあります。本物のギャランティカードだけを出品し、あたかも本物のように販売する悪質業者がいるのです。

正規店以外でブランド品を購入するときは、ギャランティカードがあるから本物だと信じ込まないようにしましょう。

 

経験豊富な鑑定士がいる買取店で見てもらう

たとえ内部構造が本物と同じであっても、取り付け後の調整に本物と偽物の違いが顕著に現れます。

鑑定士はタイムグラファーという専門の機械を使い、音を聞くことで正規品かを見極めています。

偽物か本物かの判断が付かない場合は鑑定士に見てもらいましょう。

買取エージェントでは高級腕時計の無料査定も行っているので、ネットオークションなどで購入した腕時計に不安がある場合は買取可能・不可能で本物か否かの判断を付けることができますよ。

また腕時計を売却するときにも買取店の利用をおすすめします。

買取店であれば専門の鑑定士がいるので、ネットオークションやフリマアプリを利用することで起こりえるトラブルに巻き込まれるというリスクを回避できますよ。

買取エージェントでは時計・バック・ジュエリーの高価買取を掲げています。

平均して業界経験9年以上の鑑定士が在籍しており、その中には国内外問わず世界のオークションに出向いているスタッフもいます。国内の中古市場はもちろんのこと、世界基準での買取を可能することで高価買取を実現させています。

豊富な経験・情報から、高額商品や珍しい商品であってもその場で査定金額を知らせてくれるスピード査定が特徴。

腕時計の売却をお考えの方は、買取エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

 

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