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グッチの査定はいかに?高く売れるもの&売れないものの特徴

若者の間で絶大な支持を集める高級ブランド「GUCCI(グッチ)」。
GG柄を基調とする商品の数々は、誰しも一度は見たことがあるはず。

女性人気はもちろんですが、男性人気もかなりのものです。
定番中の定番の財布を始め、バッグ、シューズ、時計、ハットなど、豊富なラインナップもまた、ファンを虜にする秘訣ではないでしょうか。

そんな世界的高級ブランドのGUCCI(グッチ)ですが、中古市場では商品によって相場が大きく異なります。
思いのほか高価で買取して貰えることもあれば、一方でその逆もしかり。
できるだけ高い査定を得て買取してもらいたいのが本音ですよね。

本記事では、そんなGUCCI(グッチ)の歴史や生い立ちを簡単に紹介し、GUCCI(グッチ)の主な商品、買取相場、そしてグッチの商品の中でも高く売れる商品、査定額が低くなりがちな商品を紹介します。

 

GUCCI(グッチ)はどんなブランド?

GUCCI(グッチ)は1921年に、イタリアのフィレンツェで創業しました。
当初は旅行バッグや馬具などを扱う高級革製品店として営業しており、店舗拡大と共に今日のGUCCI(グッチ)となっていきます。

創業者のグッチオ・グッチは、グッチを立ち上げるまではホテルマンをしており、そこで身に着けた上品さ、身のこなしをのちに創業するグッチに取り入れたと言われています。

そのためGUCCI(グッチ)は、非常にエレガントなブランドイメージがあります。

その後、第二次世界大戦などの苦の時代も迎えますが、その度に斬新で革新的な商品を世に出し続け、大衆の人気を確実に手にしていきました。

一番の好機は、グッチオの息子が勤める映画業界でグッチ商品を使用したこと。
女性たちの間でブームになり、エリザベス・テーラー、オードリー・ヘップバーンなどそうそうたる面々に愛され世界的ブランドへと躍進することとなりました。

その後、ニューヨーク、ロサンゼルスへと進出し、1960年代には日本にも上陸し、今日までその高い人気が続いています。

 

GUCCI(グッチ)の主な商品

1ソーホー 

2012年に登場したソーホーライン。
発売から人気が高まっていき、今でも人気モデルとなっています。
特徴は、エンボス加工でグッチのGGマークが施されていることです。
エンボス加工は、生地と同様の色や素材を使用しているため、あまり主張が強くないというのが、大衆心理にマッチして人気ラインになったと思われます。

ソーホーのデザインは、バッグ、財布に使われており、ロゴが小さい形でメンズラインも取り揃えております。

2バンブー 

グッチのバンブーラインの特徴は、持ち手が竹を加工した素材で作られていることでしょう。
竹を使ったというだけでも斬新ですが、毎年の様に新製品が出ることから人気を博しています。
いかにも現代風にみえるデザインですが、実はこれ1947年発表のモデル。
第二次世界大戦後に禁輸措置により枯渇した革に変わるものとして竹に目をつけたというわけです。

その後人気に火が付き、エリザベス・テイラー、デボラ・カーなど世界のセレブたちに愛用されていました。

3ジャッキー 

GUCCI(グッチ)のジャッキーは、丸みのあるフォルムが特徴の製品。
いろいろな柄のものがありますが、一番人気はGG柄をベースとして中央のセンターラインに金具が付いているというモデルです。
海外では主に、キャリアウーマンに愛されており、利便性と上品さを兼ね備えたバッグとして評価されています。
また、こちらのバッグは作成に非常に時間がかかるのも特徴。
すべてハンドメイドで作られているので、一般的に7時間、革の種類によっては13時間かかるともいわれています。

4GGブルームス 

2015年クリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレが最初にコレクションに出したラインが、GGブルームスです。
GG柄にフラワープリントを施したデザインは優雅で鮮やかなデザインとなります。
GGブルームスが発売されるまでは、GUCCI(グッチ)の伝統的なアイコンを用いた商品がほとんどですが、ミケーレはその伝統を引き継いだうえに、新たな革新的なデザインを融合したということで評価を得ました。

なお、こちらは財布、バッグ、シューズ等にラインナップがあります。

5GGスプリーム 

GUCCI(グッチ)のGGスプリームは、もともとあったオリジナルGGキャンパスというラインにポリウレタン加工を施したモデルです。
キャンパス生地は、軽くて丈夫、機能的、安価などメリットも多いですが、一方でデリケートで水や汚れに弱いという弱点がありました。
それを解消したのがポリウレタン加工を施したGGスプリームなのです。
耐久性が大幅に向上したため、様々なラインで使用されるほど人気のラインになりました。

6フローラ 

GUCCI(グッチ)のフローララインは、1966年モナコ公国妃グレース・ケリーのために特別にデザインされたモデルになります。
そんな特別な事情で作られたフローララインですが、時を経て、2005年にクリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニによってリニューアルされました。
様々な商品にフローラデザインをプリントしたりして、形を変え、色を変えて今日でも高い人気を誇る現代コレクションへと進化しています。

7GGキャンパス 

GUCCI(グッチ)のGGキャンパスの誕生は、実は政治的背景が絡んでいます。
1935年に禁輸措置が広まった際、グッチは革を使わない商品を作ろうと思い、GGキャンパスが生まれたと言われています。
グッチの創業者であるグッチオ・グッチの息子にあたるアルド・グッチがブランドロゴを前面に出すことで、ブランドの認知につなげようとしたことも影響しています。
当時は、デザイナーの名前がモノグラムとして盛り込まれたデザインはなかったので大変な評判となり、人気を博しました。

8グッチシマ 

2015年までGUCCI(グッチ)のデザインを支えたフリーダ・ジャンニーニ。
彼がGUCCI(グッチ)のディレクターに就任した2005年に発表したのがグッチシマです。
最高級のレザーを用いたラインで、GUCCI(グッチ)のシンボルであるGGロゴをエンボス加工して作ったモデルです。

グッチシマはバッグを始め財布など様々な系統の様々なデザインに使われており、バリエーションが豊富なものになります。
最高級のレザーを用いたグッチシマは必見です。

9ウェブ 

ウェブラインは、GUCCI(グッチ)の定番の一つである緑、赤、緑という3つのラインからなるスタライプのこと。
このストライプデザインは、1950年代に発表されるやいなや、人気に火が付き、今日を代表するデザインへと成長しました。
ウェブに関して、デザインに携わったのはフリーダ・ジャンニーニです。
彼の功績がありクラシック系から現代系へと変遷を遂げました。
そしてウェブには、財布、時計、ベルトなど様々なラインナップがあります。

10オールドグッチ 

オールドグッチとは、固有の製品を指すのではなく、1970年代から80年代にかけてグッチ一族がGUCCI(グッチ)を経営していた時代に製作されたバッグのことをいいます。
この頃のGUCCI(グッチ)の製品は、現代のようにモダンな雰囲気ではなく、アンティーク調のどちらかというと芸術性に富んだものでした。
なので、一部のコレクターたちに愛されてこのように神格化されています。

 

GUCCI(グッチ)の買取相場 

GUCCI(グッチ)で買取が多い商品を紹介します。

1、GGマーモント ショルダーバッグ

比較的小ぶりなバッグです。
デザインはGGマーモント。
GGロゴが表面に出されているのが特徴的です。
気になる買取相場は、14万前後。高価な買取となります。

2、シルヴィ ハンドバッグ

シルヴィのハンドバッグは、中央の緑と赤と緑の3色が特徴的なバッグです。
色は黒の他に白や赤もあります。一部限定的に総柄のものも。
定番ながらお洒落なバッグです。買取相場は、19万円ほどとなります。

3、ホリデーコレクション ショルダーバッグ

GGキャンパス柄に蛇のロゴが可愛いショルダーバッグ。
ショルダーがチェーンになっているので、ゴージャスな雰囲気も醸し出しています。
ふちが赤くなっているのもまたお洒落。
買取相場は10万円ほどです。

4、ソーホー チェーンショルダーバッグ

比較的柔らかい革でエンボス加工によってGGロゴが記されているバッグ。
名前の通り、ショルダーはチェーンになっています。
カラーバリエーションも豊富でピンクやブラウン、ベージュ、レッドなど様々です。買取相場は、8万円ほどです。

5、エンブロイダリー バックパック

黒をベースに、ド派手な虎が特徴のエンブロイダリーバックパック。
グッチの商品の中でもトップクラスに派手な印象です。
側面には花柄の刺繍ともあり、かなり高級感を醸し出します。
買取相場は、14万円弱です。

6、GGマーモント 2つ折り長財布

表面に大きなGGロゴがあるグッチのGGマーモント長財布。
柔らかい革なので触り心地も抜群です。
買取相場は、5万円ほどです。

7、GGスプリーム 2つ折り財布

キャンパス柄をメインにした財布になります。
THEグッチというにふさわしいグッチのスタンダードな形。
その中に一部、ロゴなどがついてるものもあり、ワンポイントのオシャレを楽しめます。
買取相場は3万5千円ほどです。

 

グッチの商品で高く売れるものの特徴 

ここでは、グッチの商品で高値がつきやすいものの特徴を解説します。

1、デザイン変更後の派手なもの

近年GUCCI(グッチ)は以前のものから大きく変わるド派手なモデルチェンジをしました。
それが中国人や若者にウケて、高額査定の可能性を高まっています。

2、GUCCI(グッチ)で特に人気である商品

当然人気の商品は中古市場でも優位に取引されています。
最近人気なのは、GGマーモント、シルヴィなどです。

3、一目でGUCCI(グッチ)と分かる商品

一目でGUCCI(グッチ)と分かるような、例えばGGキャンパス柄などのものは
やはり査定も高い。また、GGロゴが分かりやいところに描いてあっても高価査定の可能性が高いです。

4、使い勝手のいい商品

レディースでは、ショルダーバッグ、ウエストポーチ、
男性では大きめなボストンバッグなど使い勝手が良いとされる商品は査定が高い傾向にあります。
特に珍しいモデルだとその傾向は顕著ですね。

5、ヴィンテージで古くらか定番化されているもの

いわゆるオールドグッチというその商品自体が貴重なものは
高く売れる傾向にあります。ただ、あまりにも品質が悪い状態であれば高値が付かない可能性も否めません。

 

GUCCI(グッチ)の商品で高く売れないものの特徴 

以下では、高値で売れにくいものを紹介します

1、キャンパス、ナイロン素材は傷みやすいため下がりがち

GGキャンパスは、角が擦れやすかったり、傷が入りやすかったり、色が落ちやすかったりするので、価格が下がる可能性もそれなりにあります。
特にナイロン素材のものだと、もともと定価も安いうえに状態を保つのが難しいので、高値で売ることが難しくなってしまいます。

2、財布は高値が付きにくい

グッチは昔からバッグに定評のあるブランドです。
バッグは高値で取引されるケースが多いですが、財布は、価値が下がりがちです。
中古の需要が低いうえにルイヴィトンやボッテガヴェネタなどの財布に比べたら人気がやや劣るのは否めません。
そのため、買取時には注意が必要です。

 

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